時間差筋肉痛

一昨日、個人的な懸案事項が一つ片付いたので、開放感に浸りながら友人たちの飲み会に参加した。一次会はホルモンやさんでビール片手にホルモンを次から次へと平らげた。ホルモン食べたのは久しぶりだったけど、これがまたうまかった。一番気に入ったのはコリコリ。牛の大動脈なんだけど、見た目はまるでイカ。口に入れるとその名の通りコリコリした歯ごたえで絶品だった。

二次会はいきつけのバーみたいなところにいった。普段はくだらない話を延々として終わりなんだけど、一昨日は違った。後輩の一人がトランプを見つけてきたことから、なんかやろうかということになり、インディアンポーカーをやることになったのだ。

普通にゲームをするだけではつまらないから、罰ゲームをつけることになった。その罰ゲームとは、腹筋、腕立て伏せ、スクワットの中からどれか一つを決められた回数やるというものであり、その回数はどんどん増えていくのである。初めのうちは楽々とこなせる回数であったけど、罰ゲームが五回目を越えるあたりになると、体が全くいうことを聞かなくなり、地獄の苦しみの中、何度も休みながらなんとかやり遂げるといった有様で、最後の方は罰ゲーム実行者の苦痛の叫びを聞きながらみながゲラゲラ笑っているという状況だった。

こんなことを書くと、まるで腹筋二百回とかスクワット五百回とかやっていそうだけど、実際はそれほどたいした数ではない。恐らく普段から運動をしている人にとっては楽々こなせる回数*1であろう。ただ、その場にいたのは皆筋金入りの運動不足を誇る面々であり、そのわずかな回数をこなすだけでも地獄の苦しみを味わうことになってしまったのだ。

ゲームが終わる頃にはみなヘロヘロになっており、翌日もしくは翌々日には確実に筋肉痛でのた打ち回ることが運命付けられていた。願わくはせめて翌日には筋肉痛に襲われていますように。筋肉痛が二日後にくるとか年を実感させられる事態だけは避けられますようにというのがその場の僕の願いだった。

さて、翌日目が覚めてみると、背中と腰がすごくだるい。おお!筋肉痛が翌日にはやってきた!まだまだ僕の体も若いではないか。しかもそこまで激烈なものでもないし。などと満足感に浸っていたが、不思議なことに一番使ったはずの腹筋はなんともないのである。もしやあれくらいの運動ではびくともしないぐらいの腹筋なのだろうか。そんなに鍛えているわけでもない、というかどちらかというと最も鍛えていない部分であるはずなのに不思議なこともあるものよ。

ところが、その日の晩ごろにとうとう奴はやってきた。昼間はなんともなかった腹筋が猛烈な筋肉痛に襲われたのだ。部位によって筋肉痛がやってくるのに時間的な差が生じるなんて。こんなの初体験。結局僕の腹筋は背中や腰よりもずっと衰えているということか。これは本気で鍛えなおさないといけないかもしれない。


というわけで、今日の僕はいまだに続く筋肉痛に苦しめられながら、この文章を書いている。

*1:具体的な回数は恥ずかしいから書かない。